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philosophy2015/04/08

ヨガのBESTプラクティスとは

撮影:天日恵美子 for NHK出版『吉川めいのアシュタンガヨガ基礎レッスン』
以下、アシュタンガヨガの基礎的How Toと合わせて、ヨガライフスタイルについてのエッセイを挟んでいる『吉川めいのアシュタンガヨガ基礎レッスン』(NHK出版)より、一部抜粋しております。

ヨガについて語るのは、例えばリンゴについて語るようなこと。どんなにさっぱりと軽く、甘くておいしいかについて話しても、実際に食べてみないとその味わいは伝わりません。さまざまな種類のヨガが出回っている中、一度の体験でその人にとっての「味わい」はどうにでもなってしまう。だからこそ、できるだけ質のよいクラスを受けることが大切です。自分にとってベストと思える先生やクラスを探すのは、なかなか大変かもしれません。そのうえ、今は誰でも簡単に資格が取れる時代。資格に頼れるとも限らないからこそ、納得がいくまで探し続け、自分の判断で決めるしかないのだと思います。

まず、自分に合ったヨガを見つけることが必要です。自分に合うヨガに出会えたら、一つのメソッドに専念して、できれば一人の先生から継続的に習うこと。何事もそうですが、ヨガに関しては特に、継続することで理解が深まり、迷いが少なくなり、最大の効果が発揮されます。私がプラクティスを続けられたのも、すばらしい先生に巡り会えたからだと思います。クラスが楽しかったから続けることができ、思い切って回数券を買ってみると、週に2回、3回と、頻度も増していきました。

私のインドの師はいつも念を押すように言っていました。「練習を正しく、継続的に、長い間行うこと」と。安定したペースでヨガを活用できるようになるまでの時間は、個人差があると思います。毎日の練習を目指して早い段階で挫折してしまうより、まずは少しずつでも「正しく、継続的に」を心がけたほうがいいでしょう。そうすれば、ヨガによって変化が促され、いつしか練習が日課になってきます。

また、ヨガを日常に取り入れるにあたっては、仕事や勉強、子育てなど、ヨガ以外の人として女性としてのこととのバランスも大切。どこかに無理があると、継続は難しいと思います。それは私の失敗の経験でわかったことでもあります。ヨガという言葉の本来の意味は、調和やバランス。現代人としてヨガに取り組むのは、修行のためでもなければ、悟りを開くためでもなく、まずは心と体を健康に、毎日を過ごすためだと思います。ヨガをしているという自己満足にとどまるのではなく、それでどう生きて、どう活用するかこそがヨガだと私は考えています。

 

『吉川めいのアシュタンガヨガ基礎レッスン』(NHK出版)p14より


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2015/04/08

撮影:天日恵美子 for NHK出版『吉川めいのアシュタンガヨガ基礎レッスン』 以下、アシュタンガヨガの基礎的How Toと合わせて、ヨガライフスタイルについてのエッセイを挟んでいる『吉川めいのアシュタンガヨガ基礎レッスン』(NHK出版)より、一部抜粋しております。 ヨガについて語るのは、例えばリンゴについて語るようなこと。どんなにさっぱりと軽く、甘くておいしいかについて話しても、実際に食べてみないとその味わいは伝わりません。さまざまな種類のヨガが出回っている中、一度の体験でその人にとっての「味わい」はどうにでもなってしまう。だからこそ、できるだけ質のよいクラスを受けることが大切です。自分にとってベストと思える先生やクラスを探すのは、なかなか大変かもしれません。そのうえ、今は誰でも簡単に資格が取れる時代。資格に頼れるとも限らないからこそ、納得がいくまで探し続け、自分の判断で決めるしかないのだと思います。 まず、自分に合ったヨガを見つけることが必要です。自分に合うヨガに出会えたら、一つのメソッドに専念して、できれば一人の先生から継続的に習うこと。何事もそうですが、ヨガに関しては特に、継続することで理解が深まり、迷いが少なくなり、最大の効果が発揮されます。私がプラクティスを続けられたのも、すばらしい先生に巡り会えたからだと思います。クラスが楽しかったから続けることができ、思い切って回数券を買ってみると、週に2回、3回と、頻度も増していきました。 私のインドの師はいつも念を押すように言っていました。「練習を正しく、継続的に、長い間行うこと」と。安定したペースでヨガを活用できるようになるまでの時間は、個人差があると思います。毎日の練習を目指して早い段階で挫折してしまうより、まずは少しずつでも「正しく、継続的に」を心がけたほうがいいでしょう。そうすれば、ヨガによって変化が促され、いつしか練習が日課になってきます。 また、ヨガを日常に取り入れるにあたっては、仕事や勉強、子育てなど、ヨガ以外の人として女性としてのこととのバランスも大切。どこかに無理があると、継続は難しいと思います。それは私の失敗の経験でわかったことでもあります。ヨガという言葉の本来の意味は、調和やバランス。現代人としてヨガに取り組むのは、修行のためでもなければ、悟りを開くためでもなく、まずは心と体を健康に、毎日を過ごすためだと思います。ヨガをしているという自己満足にとどまるのではなく、それでどう生きて、どう活用するかこそがヨガだと私は考えています。   『吉川めいのアシュタンガヨガ基礎レッスン』(NHK出版)p14より

ヨガのbestpracticeNHKImg144697_1



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2015/03/01

幸せな娼婦か、不幸せなサラリーマン。 あなたがどちらかになる… なぁんていう究極の選択だったら、あなたはどっちを選びますか? これならどうでしょう。 幸せな貧乏人か、不幸せな金持ち。 あなたならどっちを選びますか? ここで言いたいのはもちろん、カラダを売ってもイイとかワルイとかではなく お金の有無に関する何事でもなく むしろ、 「性」や「お金」など、私たちの暮らしに必要とされている根本的なことについての概念が、いかにして社会や歴史の風潮に色づけられているか、ということです。 もちろん現実的には、 幸せなサラリーマンもアリだし、 幸せな金持ちもアリなのですが、 例えばこの二つを天秤にかけてみたとしたら、何となくであっても、幸せな金持ちよりもまだ幸せなサラリーマンのほうが自分にとって実現可能かも。なぁんて思ったりしませんか? 私たちはいったい何を基準に、どんな幸せが自分にとって可能か不可能か、 またはどんな幸せが自分に許せるか否かを決めつけているのでしょうか? わたしが言いたいのはつまり、 もしもわたしが自分のつけている(長年つけてて標準になってしまった)色メガネを外してみたのなら、 この豊かな宇宙において、 本当は様々な「幸せの形」があることがわかると思うのです。 幸せな娼婦や、幸せな貧乏人が現に存在するならなお、 あなたが、あなたの目前に与えられている環境に 「幸せ」を感じれない実際的な理由はないのです。 みなさん、自分が幸せを感じられると想定するような事態や環境を、 一生懸命に想像しては追いかけるのですが、これも一種のドラマであり、プレイにしか過ぎません。 もしもあなたが、「自分が自分の人生において幸せになれない理由」をたくさん見出してしまうのであればまず、 「自分が自分の人生において、幸せを感じられる理由」にフォーカスするよう、 その方程式を逆さまにしてみていただきたいのです。 「こうあってくれてありがとう」を、 どんなに些細なことからでもいいので、 あなたが幸せではない理由の代わりに、 どんどん小さなものから数えていってください。 「幸せ」や「愛」 これらのものに、本質的には形や限りはありません。 そのことが理解できたなら、問題はただ一つ。 あなたは、自分の人生において、あなたが「幸せ」を感じるために、 何が必要だと、 どんな形や限りをイマジンしてしまっているのですか? そして、 もしもあなたが、今すぐに 本当に幸せになりたい、と そう思うのならば、 自分の心の中で、 長年習慣づいた様々な形や限りを、 一旦試しに手放してみることはできますか? まずは1日だけ、tryしてみるのはどうでしょう? マザーテレサはいつか、 「小さなことから大きな愛を」って言ってたけれど、 小さなことで大きな幸せを感じられるほど、 幸せ者はいないよ。 あなただって感謝してくれる人にはもっとさらに豊かに与えたくなるでしょう? だから、もしもあなたが あなたの人生において、 「今在ること」への小さな感謝を一つひとつ数え始めたなら… そうしたら、 [...]

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2014/12/06

ジャラール・ウッディーン・ルーミー。 わたしが最も愛する詩人の一人であり、13世紀のイスラムの神秘主義者。 2012年の幕が閉じるとき、みんなと一緒に最後に共にしたbig event「年末特別ワークショップ」でわかちあった   “The wound is where the light enters you.” (「傷口こそが、光があなたの中に入る入り口である」) という言葉は、東日本大震災の衝撃と多大なショックから、身を奮い起こすように立ち上がったわたし達の中に、大きな勇気と「確認」をくれた言葉です。 (今年最後のbig event「クリスマス特別ワークショップ」についてはこちらから⇦もう少しで定員いっぱいです!) … わたしは彼の言葉をいつも英語で読んでいるのですが、このような深くspiritualで、魂を突き刺すような言葉が、日本語に訳される時に堅苦しくなり過ぎて心に浸透しにくくなることは非常に残念なことでもあり。。 今日は微力ながら、わたしなりのカジュアルな和訳でみなさんに素晴らしい詩人ルーミーの言葉を少しシェアしたいと思いました。     “Let yourself be drawn by the stronger pull of that which you truly love.” 君が本当に愛するもの。 そのものの持つ強い引力に引き寄せられるように、 在りなさい。     photo from Hateruma Retreat 2014 “There is a candle in your heart, ready to [...]

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