また…青い目の僧侶、ことネルケ無方先生に、わたしの知らない日本語を教えていただきました。(笑)
さすが仏教の世界で日本語を学び、覚えてきており、数々の著書を持つネルケ先生であるからこそ、インター育ちのわたしにとっては最早めずらしいことでもなんでもないのですが。今回はvedaの母(!)スタジオ・マネージャーを務めるOちゃんもネルケ先生に「これ、なんて読むんですか?」と聞いていたから、ちょっとほっとしたわたしでした。(笑)
そったくどうじ。
と読むそうです。
「啄」の意は、まだ卵の殻の中にいるヒナ鳥が、内側から殻をつつくことを表しているそうで、自然界では何事もウルトラ素晴らしいタイミングで起こるということで、どうやら実際のところ母鳥も、このタイミングで外側から殻をつつき、砕くことを手伝うそうです。「啐啄」とは、何かをするのに絶妙なタイミングを指す表現だそうです。
これはきっと…
兵庫県の山奥にある安泰寺という、ほぼ自給自足しているお寺の住職を務めるネルケ先生のvedaでの禅ワークショップの際に、以前わたしが「師匠と弟子の関係について教えてください」という質問を投げかけたことから始まっている流れでもあり…。禅において悟りを開こうとしている弟子に、師匠がうまく教示を与えて悟りの境地に導くことを指す表現であるそうです。
今回、金曜日のわたしのヨガ基礎クラスにご参加いただいたネルケ先生ですが、その際に、こんな棒をいただいたのです:
これは、坐禅で坐る練習をする時に(希望する方に)使われることがある警策(きょうさく)という棒だそうですが..。
この秋からFreshにveda講師として加わっていただいたネルケ無方先生。「vedaでのワークショップの際に使わせていただくので、よかったら置いてください。もちろんmae先生もヨガの時に使っていいです」と。(笑)
ということで、早速この棒でアジャストしちゃうぞおぉ〜と冗談をいいながら進めた基礎クラスとなりました☆
けど何より、この「啐啄同時」という言葉はわたしのハートにもズバッと入るものがあるのです。
個人的な捉え方かもしれないけど、ヨガの世界でだって、アーサナ練習や呼吸、そして瞑想練習。カラダだけに留まらない、カラダと心と精神をも統一していくプラクティスを継続していく者にとって、「自分」独りの力では届かない境界線を感じることは確かだからです。
それは、ヨガや禅だけでなく、人生そのものに言えることでしょう。
人は、独りで生まれてこないし、
人生は、独りで生き、悩み、また解けるものでもないと、そう感じるのです。
Just as much as we inhale- we must exhale.
頑張る、という働きには「自分の努力」が欠かせないものです。これは、呼吸で言うと息を吸うことにあたり、陰陽でいうと「陽」の働きで、中心へと向かっていく、集中の動きです。
同時に、「吸う」や「頑張る」の対極が「吐くこと」であり「手放すこと」。それが「陰」の時間です。
すなわち、吐くこととは「頑張って」は、できないのです。
その意味そのものが、Let It GO. なのです。
We 頑張る、
and then we Let It GO.
ひいては、頑張ったままだと、手に入らないお恵みがある、ということを指しているのだと思います。
「Ask, and it shall be given to you.」
キリスト教の聖書にだって、そんな言葉があります。
尋ねて、求めて、初めて入ってくる”答え”がある。
また、受け取る準備をすることは、尋ね求めた後に、「受け取り体勢」に入ることでもあり、それは「答え」の形やタイミングを、自分の勝手な思いによって閉じ限らないことも意味しているのだと、わたしは自分のプラクティスにおいてつくづく感じるようになりました。
コンセプトスタジオvedaでは、オープン当初から「カラダだけに留まらない」ヨガであったり、カラダ/心/精神の調和を計らう大きな健康のプラクティスを提供することを目的としております。
この度、こんなにたくさんの人気著書を持っているネルケ無方先生のような本物のTeacherをvedaにウェルカムできることは、わたしにとっても大きな誇りであり、ぜひみなさまにオススメしたいのです!
ネルケ無方先生の、officially veda Teacherとしての初ワークショップは:
10/12(月祝)15:00-16:30
「プラクティスが山を越え、海を越えるとき」(詳細はリンクより)
vedaでの禅講話は、男性率が増える講座でもあり、また、ヨガのようにカラダを動かすことが苦手な方でも、まったくの初めての方でも気軽に楽しんでいただける時間です。お寺まで行かなくても、お寺の住職さんが来てくれる、温かいヨガスタジオのフロアーの裸足の場に、ぜひみなさまをinviteしたいと思います♡ご興味のある方は、ぜひ一度tryしてくださいね。きっと、普段の生活に活かせる心の知恵とヒントがいっぱい見つかります。お問い合わせは直接スタジオへどうぞ。
また、わたしが講師を務める、メディテーション系のレギュラークラスも先月から新たに始まりました。
隔週金曜日の朝の「メディテーション&マインドフルネス」クラス(9:15〜10:15)は、
ハイペースの忙しい毎日の中で、現代人のストレスメンテナンスと心のケアに着目したクラス。ちょっとほっこりするような講話や、日常生活で活かせる 古代の知恵を、現実味のある身近なトークを通して、瞑想やマインドフルな暮らしの実践をあなたの日常にもググッと近くに感じていただけるでしょう。ヨガスタジオだからこそ、いつでも誰でも参加しやすく、ハードルを低くしたインナー・ワールドのクラスです。マットの上のヨガポーズまではいかない、簡単なストレッチや呼吸法も加えながら、憩いのひとときを設けましょう。きっと今、あなたが最も必要としていた心のバランスが見つかるはず。
…というクラスでして、既に密かな人気クラスとなりつつあり:)
i am ALWAYS so HAPPY to share with such eager students.
ぜひ、前後のヨガクラスを併せて、カラダとenergy bodyのクレンズと併せての有効性を一度体験なさってみてくださいね。
Hari OM!
xx mae.