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journal2015/11/07

プレ・マタニティ ヨガ[産前女性の基礎カラダづくり]

最近再びbaby boomを迎えているmy studio veda.
30代~40代女性が一番厚い層でもある、vedaでのヨガコミュニティでは、

出会いや別れ、婚活や自然任せ、婚約や破局、結婚や離婚…。立ち直って自分を見つけ。笑
社会的にも色々ある年代であるだけ、パーソナル・ライフの大きな変化を伴う時期における、自分と向き合い、自分を大切にする「YOGA」というものがあり、またその道においてお供させていただいているように思います。

当然PRイメージというものがあるから、YOGAだってどちらかというと「別れ」よりは「出会い」の場として、何らこうHealthyでWholesomeなイメージばかりが世に発信されていますが、実際にプラクティスを重ねていて、ヨガを深めていくと、ヨガは、いい時にさらなる健康や輝きを可能にしてくれるものでもあるけれど、i know… ヨガはalso、人生辛い時に耐えられるように、呼吸を続けられるように、大変でも流れるように折れずに、しなやかに生き続ける知恵を見せてくれるものでもあるのです。

i know you know, too.
人生いろいろあるけどね、いい波もツライ波も、避けずに行くから、いいんじゃないかな。
そんなまっすぐな精神を、わたしはヨガを通して気づき、また育んでいる気がしています。

…って、いつの間にか前置きが長くなってしまったのですが、今日は、女性の生涯の中でも、最も大きなイベントとなる「妊娠・出産」に着目したいのです。

Photo by Y. Ozawa for YOGINI magazine. バックナンバー「女性のカラダとヨガ」vol.21はこちらから⇦

というのも、気がつけば世間一般では「マタニティ・ヨガ」というものが主流になっておりまして、女性が妊娠したら、妊娠中に安全に続けられるエクササイズと言えば「マタニティ・スイミング」か「マタニティ・ヨガ」!!というイメージが定着してきていると思うのです。

しかし、ここでわたしが声を大にして言いたいのは、ヨガを始めるなら、「妊娠」まで待たずに、ぜひとも「妊娠前」のプレ・マタニティ期から取り組んでいただきたいのです。

妊娠してからのヨガ開始では遅すぎる… という訳ではありませんが、できれば、妊娠前に始めてもらった方がよっぽど”有利”かつ”お得”なのです。Let me explain.

ヨガのプラクティスを始め、正しく、継続的に練習回数を重ねていくと、練習生のカラダや意識にこのような変化が起こります:

・全身のデトックスが進む(気・血の質および巡りがよくなる)
・カラダの中心軸(コア)を鍛え、見つけ、強化していく
・カラダの中心の強化と共に、心の中心・ブレにくい精神を養うようになる
・自分の呼吸を整える術を身につけることで、心もカラダも安らかになっていく …etc.

次の命を宿らせる妊娠期においては、女性のカラダがincubator(保育器)と化します。従って、このインキュベーターにおいては、気や血の巡りがクリアーで、上質であるに超したことがありません。また、なかなか妊娠できなかった女性が、ヨガに通うようになって妊娠できた!というのも、この理由が一番にあります。ヨガを通して継続的に体内環境のデトックスを行うことで、子供が宿りやすい”土壌”を耕しているのです。わたしの経験では、日々の練習に取り組むようになって満2年経った頃には、全般的に体質が改善されている!と断言できるほど、ヨガを通して著しくカラダや内側の状態を変えることができます。

この2年間を、長いと観るか、短いと観るかは人それぞれでしょうが、カラダには生涯使ってきて、蓄積されてきている”毒素”が様々な層に渡り残っていることを考えると、2年で、安全かつ効果的に根こそぎデトックスできる、というのは大変なことだとわたしは思います。この2年が過ぎた頃には(わたしを始めとして、生徒さんにも多くいますが、)ヨガによって人生が変わった!と感じることでしょう。

次に、カラダの中心軸(コア)については、妊娠・出産と身体的に深く関係してくる、非常に重要な部分です。
お産の時はもちろん、女性のカラダの中心が完全に緩み、広がり、新たな命が誕生する訳ですが、この時、母である女性の身体においては、中心が一度完全に”崩壊”されます。もっとも、女性のカラダの本当にすごいところは、完全に崩壊されたところから、再び安全かつナチュラルに”修復・再生”する能力を持っていることでもあります。これは、なんの心配をしなくても、自然と備わっている能力でもあるのですが、この時に、産前にどこまでコアがあったか(鍛えられていたか)によって、”戻ってくる状態”に差がでるのです。



産前に中心(コア)の感覚がなかった女性は、産後もわからないですから、それなりのタイミングでゼロから始めてトレーニングしていくしかありません。(それでも、too lateではないから心配しないで取り組んでね!)

しかし、産前に少しでも中心の感覚をつかみ始めていたbodyにとっては、一度その中心が崩壊されても、再構築していく時に”ここをこう使うのね”と、軸の感覚を再発見していくことが速やかに、上手くできます。
また人体には、骨折後なども同じですが、一度折れて再構築されたパーツは、以前よりもさらに強さを増して再構築されるという特徴があります。だから、カラダの中心も、一度鍛えて見つけ出して⇒崩壊されて⇒戻ってきた後には、さらに強くなっているのです。(わたしは個人的には3倍は強くなった!と思っています!)この「さらに強く」という感覚は、やはり、産前から鍛えていなかった人には持ちにくい感覚だと思います。

※ここでいう「中心軸」や「コア」の感覚については、ヨガの専門用語でいう「ムーラバンダ」として理解できます。
vedaでは、わたし以外にも濵田麻矢先生、そして来年2月にも再び来日が決まっている大ベテラン講師キャシー・ルイーズ先生がワークショップを通しての実践的な解説を得意としているテーマなので、ぜひ「バンダ」テーマのワークショップを狙ってくださいね。

最後に、呼吸意識を身につけることで養われる安らかな心は、人が一人の人間として自分自身の心の変化を観ていき、丁寧に付き合っていくだけでなく、家族やパートナー、そして小さな子供の子育てに関わることで、最善の宝となる意識です。これがあるとないとでは、産後の子育ての中で家庭において大変な(カオスのような!)変化を通る中で、ストレスや育児疲れなどとの付き合い方に大きな差が出ます。

また、産前にたくさんできたアーサナ(ポーズ)の練習も、産後小さな子供の子育てと自分のこと、家庭のことをお手玉するようになる女性にとって、純粋にその時間を確保するだけでも困難になるフェーズがやってくるでしょう。

Don’t worry.
この時、以前のようにたくさんポーズの練習ができないから、自分の時間が取れないからって、あまり悩まないでね。そういうものですから。
また、女性性は、そうやって子供に、男性に、他者に”譲る”ことができて、”譲る”こと自体にシアワセを感じることができる、ミラクルな生き物でもあります。(もちろん、男性の中の”女性性”の心も同じです:) )



行き詰まることがあったなら、息がつまっている… ということ。
こんな時、心もカラダも、give yourself some space. And Breathe. Just Breathe.
スペースを与えて、時間を与えて、”戻ってくる”こと自体に「すぐさま!」というタイムラインを設けずに、ゆとりプランでいってみましょう。There is no hurry.

そしていつも戻ってくる場所は、back to the middle.
中心に戻ってくるのです。

人には、誰もが、そんな知恵がすでに備わっていますから。
ヨガは、そんな昔からある、原始的な知恵を思い出させてくれますよ。

 

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2015/11/07

最近再びbaby boomを迎えているmy studio veda. 30代~40代女性が一番厚い層でもある、vedaでのヨガコミュニティでは、 出会いや別れ、婚活や自然任せ、婚約や破局、結婚や離婚…。立ち直って自分を見つけ。笑 社会的にも色々ある年代であるだけ、パーソナル・ライフの大きな変化を伴う時期における、自分と向き合い、自分を大切にする「YOGA」というものがあり、またその道においてお供させていただいているように思います。 当然PRイメージというものがあるから、YOGAだってどちらかというと「別れ」よりは「出会い」の場として、何らこうHealthyでWholesomeなイメージばかりが世に発信されていますが、実際にプラクティスを重ねていて、ヨガを深めていくと、ヨガは、いい時にさらなる健康や輝きを可能にしてくれるものでもあるけれど、i know… ヨガはalso、人生辛い時に耐えられるように、呼吸を続けられるように、大変でも流れるように折れずに、しなやかに生き続ける知恵を見せてくれるものでもあるのです。 i know you know, too. 人生いろいろあるけどね、いい波もツライ波も、避けずに行くから、いいんじゃないかな。 そんなまっすぐな精神を、わたしはヨガを通して気づき、また育んでいる気がしています。 …って、いつの間にか前置きが長くなってしまったのですが、今日は、女性の生涯の中でも、最も大きなイベントとなる「妊娠・出産」に着目したいのです。 Photo by Y. Ozawa for YOGINI magazine. バックナンバー「女性のカラダとヨガ」vol.21はこちらから⇦ というのも、気がつけば世間一般では「マタニティ・ヨガ」というものが主流になっておりまして、女性が妊娠したら、妊娠中に安全に続けられるエクササイズと言えば「マタニティ・スイミング」か「マタニティ・ヨガ」!!というイメージが定着してきていると思うのです。 しかし、ここでわたしが声を大にして言いたいのは、ヨガを始めるなら、「妊娠」まで待たずに、ぜひとも「妊娠前」のプレ・マタニティ期から取り組んでいただきたいのです。 妊娠してからのヨガ開始では遅すぎる… という訳ではありませんが、できれば、妊娠前に始めてもらった方がよっぽど”有利”かつ”お得”なのです。Let me explain. ヨガのプラクティスを始め、正しく、継続的に練習回数を重ねていくと、練習生のカラダや意識にこのような変化が起こります: ・全身のデトックスが進む(気・血の質および巡りがよくなる) ・カラダの中心軸(コア)を鍛え、見つけ、強化していく ・カラダの中心の強化と共に、心の中心・ブレにくい精神を養うようになる ・自分の呼吸を整える術を身につけることで、心もカラダも安らかになっていく …etc. 次の命を宿らせる妊娠期においては、女性のカラダがincubator(保育器)と化します。従って、このインキュベーターにおいては、気や血の巡りがクリアーで、上質であるに超したことがありません。また、なかなか妊娠できなかった女性が、ヨガに通うようになって妊娠できた!というのも、この理由が一番にあります。ヨガを通して継続的に体内環境のデトックスを行うことで、子供が宿りやすい”土壌”を耕しているのです。わたしの経験では、日々の練習に取り組むようになって満2年経った頃には、全般的に体質が改善されている!と断言できるほど、ヨガを通して著しくカラダや内側の状態を変えることができます。 この2年間を、長いと観るか、短いと観るかは人それぞれでしょうが、カラダには生涯使ってきて、蓄積されてきている”毒素”が様々な層に渡り残っていることを考えると、2年で、安全かつ効果的に根こそぎデトックスできる、というのは大変なことだとわたしは思います。この2年が過ぎた頃には(わたしを始めとして、生徒さんにも多くいますが、)ヨガによって人生が変わった!と感じることでしょう。 次に、カラダの中心軸(コア)については、妊娠・出産と身体的に深く関係してくる、非常に重要な部分です。 お産の時はもちろん、女性のカラダの中心が完全に緩み、広がり、新たな命が誕生する訳ですが、この時、母である女性の身体においては、中心が一度完全に”崩壊”されます。もっとも、女性のカラダの本当にすごいところは、完全に崩壊されたところから、再び安全かつナチュラルに”修復・再生”する能力を持っていることでもあります。これは、なんの心配をしなくても、自然と備わっている能力でもあるのですが、この時に、産前にどこまでコアがあったか(鍛えられていたか)によって、”戻ってくる状態”に差がでるのです。 産前に中心(コア)の感覚がなかった女性は、産後もわからないですから、それなりのタイミングでゼロから始めてトレーニングしていくしかありません。(それでも、too lateではないから心配しないで取り組んでね!) しかし、産前に少しでも中心の感覚をつかみ始めていたbodyにとっては、一度その中心が崩壊されても、再構築していく時に”ここをこう使うのね”と、軸の感覚を再発見していくことが速やかに、上手くできます。 また人体には、骨折後なども同じですが、一度折れて再構築されたパーツは、以前よりもさらに強さを増して再構築されるという特徴があります。だから、カラダの中心も、一度鍛えて見つけ出して⇒崩壊されて⇒戻ってきた後には、さらに強くなっているのです。(わたしは個人的には3倍は強くなった!と思っています!)この「さらに強く」という感覚は、やはり、産前から鍛えていなかった人には持ちにくい感覚だと思います。 ※ここでいう「中心軸」や「コア」の感覚については、ヨガの専門用語でいう「ムーラバンダ」として理解できます。 vedaでは、わたし以外にも濵田麻矢先生、そして来年2月にも再び来日が決まっている大ベテラン講師キャシー・ルイーズ先生がワークショップを通しての実践的な解説を得意としているテーマなので、ぜひ「バンダ」テーマのワークショップを狙ってくださいね。 最後に、呼吸意識を身につけることで養われる安らかな心は、人が一人の人間として自分自身の心の変化を観ていき、丁寧に付き合っていくだけでなく、家族やパートナー、そして小さな子供の子育てに関わることで、最善の宝となる意識です。これがあるとないとでは、産後の子育ての中で家庭において大変な(カオスのような!)変化を通る中で、ストレスや育児疲れなどとの付き合い方に大きな差が出ます。 また、産前にたくさんできたアーサナ(ポーズ)の練習も、産後小さな子供の子育てと自分のこと、家庭のことをお手玉するようになる女性にとって、純粋にその時間を確保するだけでも困難になるフェーズがやってくるでしょう。 Don’t worry. この時、以前のようにたくさんポーズの練習ができないから、自分の時間が取れないからって、あまり悩まないでね。そういうものですから。 また、女性性は、そうやって子供に、男性に、他者に”譲る”ことができて、”譲る”こと自体にシアワセを感じることができる、ミラクルな生き物でもあります。(もちろん、男性の中の”女性性”の心も同じです:) ) [...]

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2015/11/01

今日は大阪ヨガフェスタ @阪急百貨店うめだ本店。 朝から品川発で大阪へ移動して、新幹線の中で最近遅れを取っていたパソコンワークたくさんはかどらせて、会場入り。 大阪でのヨガフェスタに参加するのは、今回で2回目?…3回目?かな? 新幹線はとても快適なので、こないだの京都日帰りに続き、最近はさらりとカバーできてしまう距離になっていますが、スケジュール的には結構弾丸In&Out. それでもね、こういうイベントは、そうでもしないと普段なかなか会えないstudentsや、初めてお会いする方々とconnectする機会なので、わたしの心の中でも大切なspotにsaveしているの♡ 今日はfirst classが屋上で開催されたBIG CLASS☆ 最初はフェンスで囲っていた会場も、だんだんどんどん多勢の方々が集まってくださり、サイドラインにフェンスを開ききって、スペース拡大してスタート! 風が吹いたら少し肌寒いくらいの気温でしたが、それでも豊かな呼吸となめらかな動作で太陽礼拝を行ったら、身も心もぽっかぽかに♡ 【SEE THE FULL PHOTO ALBUM on FB!!】 会場変わって、室内で開催した次のwomen’s向けクラスでもみんなとすごく大切なお話がいっぱいできて、大事なヨガと性の知恵をいっぱい分かち合うことができて、本当に貴重な時間でした。みなさん、たくさんのlove and attentionを、心からありがとうございます!! ヨガの伝統では、いつも師弟関係… 知恵が伝授されてくる「源流」というものをとても大切に捉えますが、今日のクラスでもやっぱりわたしの口からは、Sri K. パタビジョイス先生のお話が出てきました。自然と… 何も考えていないでも、みんなにわたしの中のbest knowledgeを伝えたいと思っていると、やっぱり源流につながっていくみたい。   今日は、そんな大好きなグルジの言葉で、 YOGA IS… ヨガとは… を語った言葉を、最後にshareしたいと思います。   “Yoga, as a way of life and philosophy, can be practiced by anyone with inclination to undertake it, for yoga belongs [...]

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2015/10/31

前回の記事『ヨガは鏡を使わない。 』では、伝統的なインドのヨガと最近主流になってきている、欧米でアレンジされてきたヨガの違いについて整理しながら解説しました。 今回も前回に引き続き、現代ジャパニーズにとってちょっと意外かもしれない、ヨガの基礎知識について掘り下げていきたいと思います。 前回の記事では、ドリシュティ(視線)を外に向けないことは「エネルギー漏れ」を防ぐための意味があると書きました。ここでいうエネルギーとは、ヨガ中に高め、また循環を促している生命エネルギー(プラーナ)のことを指しています。 実は、この同じ理由で、インドの伝統的なヨガの練習では、プラクティス中にしゃべらないのが基本なのです。 まず、しゃべることとは、吐く息であることを理解しましょう。 わたしが専門としているアシュタンガヨガは、数あるヨガの種類の中でも朝向きで、体内環境の強力な浄化と体内エネルギーの活性化にはもってこいなのですが、アシュタンガヨガでは吸う息と吐く息を均等・均一にしてアーサナ練習に取り組みます。逆に、人はおしゃべりをしていると必然的に吐く息が長くなり、吸う息はちょうど水泳の息つぎのように、合間に挟む短い呼吸になります。(11月発売の次号雑誌ヨガジャーナルでも均等均一呼吸について紹介します☆)この理由で、例えばあまり身体を動かしていない日でも、たくさんおしゃべりをした後や、大きな声で歌を歌った後(カラオケとか?!笑)などはふぅ〜っと力が抜けて疲れたぁ… と感じることがあるでしょう。 ヨガ中は、エネルギーを高め、温存していくので、呼吸をムダにしない=エネルギーをムダに使わない。 これは、直接的にプラーナ(生命エネルギー)の温存につながることなのです。   さて… では、お水を飲まない?! というのはどうでしょう? 最近はホットヨガやフィットネスジムのクラスからヨガデビューする人が多いので、ヨガクラスではむしろ先生に「たくさんお水を飲みましょう〜」と言われることがあるかと思います。 しかし、実はわたしはクラス中に生徒さんに(妊婦さんなど、特例となる方を除いて)「練習中はなるべくお水を飲まないでください」とお願いしています。 でも、アシュタンガヨガって途切れなく動くし、最初の頃は特に、結構汗をかくし… ツライ! と思うかもしれませんが、実際に、前回&今回の記事で触れてきているとおり、伝統的なプラクティスの基礎:ドリシュティ(目線)や呼吸(しゃべらない)のプラクティスを守ってやってみると、意外と練習中は集中力が高まり、喉が渇かないのです。 これは、練習によって循環が良くなった体内エネルギーで潤っている状態です。またこのような状態では「呼吸で十分」という感覚があるでしょう。 もちろん、ヨガによって促さられる浄化を進めるためにも、練習後はしっかりと水分補給していただきたいのですが、練習中にお水を飲まない理由、それはやはり: ・途切れないヴィンヤーサ(呼吸と動作の一致)の流れ、と ・途切れない均等・均一呼吸 を妨げないためなのです。 …なんとも徹底した原則! 「お水ぐらいイイじゃないの!」と思うかもしれませんが、これがきっと「精神統一」のために継承されてきたインドのヨガと、「フィットネス」のためにアレンジされてきたヨガの差でもあると、わたしは感じています。 で、長年プラクティスをしているわたし自身はと言うと、やはり練習中は、練習の流れをさえぎってでもお水が飲みたくなることは、まずないのです。 ここで重視したいことは、わたしがインドで教わってきているヨガにおいては「呼吸やヴィンヤーサの流れを優先し、いかなる理由においても、それを自らさえぎる習慣にない」ということです。 このような考えのもとに、指導中のクラスのみなさんを見渡してみると、やはりですね… 途中でお水に手を出したくなったり、、 髪を結わきなおしたくなったり、、 ちょいとお手洗いにいこっかなぁ〜、、 なんていうのは、明らかに「ここらで休憩挟みたい」っぽい生徒さんたちなんです♡ 笑。 それもカワイイから、いいわっ♡と思いながらも(笑)、 最終的に目指すところ、そして古代インドから伝わるメソッドの意味合いもしっかりお伝えしたいと思います:) そうそう、ヴィンヤーサ&呼吸の流れを途切らせないことについて、かつてグルジ、シュリ・K・パタビジョイス氏のそのまたグルジにあたる、シュリ・T・クリシュナマチャリヤ氏は、「Life is a Vinyasa」(=人生はヴィンヤーサ)とおっしゃっていたそうです。 人って、一番キツくなったり、辛くなったりした時に、「ストォ〜〜ップ!!」「ちょっと待って!」と人生一時停止したくなるじゃないですか?? (ちなみに、わたしはお産の一番痛いところで、すーべーてーストップして、ぜーーんぶなかったことにしたかったのですが..。笑) けれど、日が暮れて、夜になって、また朝日が昇り…。 また川の流れが海へとつながり、海がまた雲となり、雨となるように..。 大自然の営みには「静止」がないように、人の命だって「止まらない」。 ヨガは、Life Science(「生きる」ということのサイエンス)であると伝えられていますが、まさにLifeのサイエンスであり、そのためのプラクティスにおいては、とーーにーーかーーく、その流れをさえぎらず、最初のうちはついていくことが大変でも、「流れに乗る」ことを身につけていくことを目指したいものなのです。   ※伝統的なヨガのプラクティスでは、「正しく、継続的に行うこと」そして「適切な師のもとでの練習に努めること」が重視されています。 上記は、伝統的なプラクティスの作法ではありますが、人は個人差があり、またその人のその時に合ったプラクティスをすることが大切です。どんなに確かなことにも「例外」があることをも覚えていてくださいね。地方に住んでいる方も、できれば年に1~2回でもいいので、しっかりと師のもとで正しいメソッド を覚え、その後のセルフ・プラクティスをどう進めるべきか、先生に相談してください。   ☆☆UPCOMING CLASSESお知らせ☆☆ いよいよ明日!! [...]

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2015/10/14

先日、10月10日(土)に@vedatokyo で開催した座学ワークショップ『インドのヨガ、わたしのヨガ』でも触れたうちのテーマですが、わたしの知っているかぎり、インドで古代から伝わっているヨガプラクティスにおいては「鏡を使う」ということは一切しません。 …これって、最近広まっているヨガ・フィットネスのイメージとだいぶ違うと思うので、少し説明させてください。 Photo Courtesy of A.Kumagai for Hawaiing.com よくvedaでの基礎クラスや初心者向けのクラスでもお話させていただいていることですが、まず、インドで古代から継承されてきているヨガというものと、最近フィットネスブームの一貫として広まっている、欧米でアレンジされてきたヨガとでは、大きく分けて目的が違うと言えるのです: インドのヨガ⇒ あくまで「統一」のための行であり、カラダを用いるポーズの練習も、カラダの次元のみに留まらず、カラダを扱い、呼吸を整えることにより心身の気の巡りを清め、強化し、ひいては「統一」をもたらす。YOGAという言葉は、もともとサンスクリット語で「統一」や「統合」を意味する言葉であり、その状態とは完全なるOnenessを指しています。心・カラダ・精神。内なるものも、外を取り巻くものも、究極的にOnenessにおいては境目がないのです。 欧米でアレンジされてきたヨガ⇒ インドのヨガから、精神業に励む”修行僧”ではない人たちにもフィットネスや健康法として取り入れていただけるように、手軽にアレンジされているものがほとんどです。インドのヨガでは、例えそれが「健康になること」といった高尚な目的であったとしても、カラダのみを最終目的にしていない(カラダの健康を用いり、トータルの統一を計らう)のに比べ、欧米のヨガは「フィットネス」「痩せること」や「リハビリ」など、ヨガのメソッドを健康法として活用することで、有効に様々な目的を実現させていっています。また、その効果・効能については、科学的に実証されていることから、最近ではインドへも逆輸入される「一般向けのヨガ」となったと言えます。   …で、本題に戻りますと、本来、心・カラダ・精神の統一を計らうメソッドとしてのヨガにおいては、鏡を使うことがないのです。 この理由は、鏡を使うと、人は意識を外に向けてしまうからだと言えます。 鏡を置くことで、人は目を外に向けて使い、自分の姿勢を確認します(多くの場合、ついでに他の人の姿勢やウェアまで気になってしまいますね…笑)。 しかし、人は目線を向ける時に、目線と一緒に意識もそこに送るわけで、このサイエンスをよく理解していた古代ヨギーたちは、ヨガのポーズの練習に取り組む際に、すべての体勢において目線をどこに置くかを的確に決めていたのです。これは、トラタカのような集中を高める瞑想法の時にも活用しますし、アーサナ(ポーズ)の練習の際にも活用する、「ドリシュティ」と呼ばれる作法です。アシュタンガヨガのポーズの練習方法では、伝統的に9つのドリシュティのポイントが定められています。(※詳しくはわたしのNHKの著書を参考にしてね。)この9つのポイントの内、6つは自分のカラダの一部に視点を定めるポイントであるため、意識の使い方も非常に内的になるよう、内観意識を高めていくようにデザインされているのです。つまり、やはり伝統的なヨガとは、どんなにダイナミックにカラダを動かしても、心の作用のためのプラクティスなのです。 逆に練習の際に鏡が欠かせないエクササイズを考えてみると、わたしはまっさきにダンスを思い浮かべるのですが、ダンスは最終目的が人に見せるためのパフォーマンスですから、それは外から見られる自分のフォームを確認して当然だと思うのです。また、どんなに痛くても、どんなに辛くても、ショーの中では我慢してでも人を楽しませるエンターテイメント性があるのが、ダンスであるとも思います。 ヨガは、人に見せるためのものとして発達してきていません。 ないし、ヨガでは、普段いつも外に向けてしまう意識を、あえて自分の元へと戻して行く作業があり、これがヨガにおける癒し(ヒーリング)の第一歩でもあるのです。 では、意識を外に向けずに、効果的に自分自身の元へ向けておくヨガの練習をすると、どういった効果が期待できるのでしょうか? 実は、ドリシュティ(視線)を外に向けないことによって「エネルギー漏れ」を防いでいるのです。 みなさん、室内でヨガに取り組んでいる時に、物音がしたり、ドアが開いたり閉まったり… 他の人がやっていることが気になってそちらへ目線を送った時に、同時に意識もそちらへ”逃げている”のがわかりますか? この意識は、置き換えるとプラーナ(生命エネルギー)の一部だと言えるものなのです。 だから、ヨガではこの生命エネルギーの温存をとても重要に考えるのです。 温存することで、自分自身の中における生命エネルギーの循環を高め、また温め、それにより自分の気の巡りがどんどん整い、非常に効果的に自己治癒が進む、というプラクティスがヨガなのです。 …あなたのジムやご近所のヨガ・ティーチャーは…、こんなこと知っていますかね? フィットネスとしてのヨガも、伝統的なヨガも、わたしは今の現代社会にはどちらも意義があるものだと思っていますが、本当に効果的なものに取り組もうと思うのならば、ここ数十年で発達したメソッドと、何千年も継承されてきているメソッドと、その効果は比べものにならないですよ。 Try it to find out. Test it to see for yourself. See how it feels, and what kind of Magic it creates in your [...]

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